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COLUMN 物流コラム

2023/07/21

工場や倉庫の地震対策とは?現場で使える地震対策グッズ「ネスオプション」を紹介!

地震大国である日本では、災害対策において最も大きなテーマの一つが地震対策です。とくに東日本大震災以降はその意識が一層強まり、物流現場においてもさまざまな課題が浮き彫りになりました。

しかし、具体的にどのような対策を講じる必要があるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、物流現場においてどのような地震対策が必要となるのかを解説していきます。

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日本は地震が多いため対策は必須

日本は他国と比べても地震の発生確率が高く、2022年に日本国内で観測された震度1以上の地震は1946回にものぼります。[1]

小さな揺れでも軽いものが動いてしまったり、二次被害につながる危険性もあったりするため、きちんと対策を講じる必要があるのです。日本の地域柄、地震対策は必須といえるでしょう。

また、地震は突然発生する自然災害であり、時期・規模・被害など程度の予測は困難です。つまり、予測が難しいことから最悪の事態を想定した万全の対策が必要となります。ここからは、地震によって引き起こされるリスクや対策について見ていきましょう。

[1] 気象庁「令和4年(2022年)の地震活動について」

地震が発生した際のリスク

物流現場において、具体的に地震が発生した際にはどのようなリスクがあるのでしょうか。ここでは大きく「落下」「転倒」「移動」の3つに分けて説明していきます。

まず初めに、棚などから物が落下するリスクです。物流倉庫などでは大きな棚が複数設置されており、上のほうに荷物を積み重ねて保管しておくこともあります。地震が起きた際、このような物が落下し、商品の破損や従業員が下敷きになってしまうというリスクがあるのです。また、荷物と同様に積んでいるパレットなども地震で動いてしまいやすいため注意しなければいけません。落下しやすいものをきちんと固定する対策を施すようにしましょう。

続いて、きちんと固定されていない棚や大型の機械などが地震によって転倒してしまうというリスクです。棚が転倒してしまうと多数の商品に影響が出たり、広範囲の従業員に怪我を負わせてしまったりと、かなり危険なリスクとなっています。これらは壁や床などに棚を固定するなどして対策が可能です。

最後に、棚だけでなく大型の機械などが揺れによって横移動してしまうリスクです。とくに大きく重いものであればあるほど、移動によって従業員が挟まってしまうなど危険な要素が増えます。これも棚や機械をしっかりと固定することが対策となるでしょう。

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工場・倉庫における地震対策

それでは、上記のリスクに対して具体的にどのような対策を講じればよいのでしょうか。ここでは物流現場における地震対策について、大きく2点を説明します。

転倒の恐れがある器具・車輪付きの器具を固定する

まずは、転倒の恐れのある棚や大型機械などをしっかりと固定することです。具体的には、ビスやネジなどで壁や床に固定することが挙げられます。また、棚同士を連結させると転倒しづらい状態を作ることも可能です。棚に置かれた商品の落下対策としては、耐震ベルトを利用して固定する、落下防止バーを設置する方法があります。それぞれの現場が抱えるリスクに応じて対策を講じましょう。

これらは棚や機械を設置する際に対策しておくべきことですが、後からでも追加で対策をしやすいです。転倒などの恐れがある場合は、今からでもさらに強く固定することが重要になります。

また、キャスターにも注意が必要です。キャスターは重量のある物を簡単に移動させることができる反面、小規模な地震でもすぐに動いてしまい従業員にぶつかるなどの危険性があります。また、避難が必要な大きい地震の場合、倉庫内の限られた避難経路を塞いでしまう可能性もあるのです。キャスターには、このような不慮の移動を防止するための対策をきちんと施しておきましょう。

さらに、BCP対策もきちんと整えておく必要があります。BCPとは「事業継続計画」を意味する言葉で、災害などの非常事態でも事業を継続できる体制をあらかじめ用意しておくことを指します。具体的には安否確認の報告経路を確立する、公共交通機関が利用できない際の通勤手段を定めておくなどです。

建物自体の地震対策

一方で、物流倉庫など建物自体に地震対策が施されているかを考えることも必要です。老朽化などで建物自体が弱くなっていれば、当然地震による被害も受けやすくなります。建物は長期にわたって利用される財産であるため、将来を見据えて余裕をもった地震対策を施すと効率が良い場合もあります。

建物自体の地震対策としては、まずは柱の本数を増やすなど、建てる際に強固な設計にすることが挙げられます。しかし、既に建った状態の建物にも補強を入れるなど、安全性を高める方法はあります。建物が安全だと従業員が心情的に働きやすくなるほか、企業全体の信頼感も増す可能性があるため、安全性をアピールできる補強をしっかりと実施しましょう。

他にも、倉庫内のラック・棚・商品を固定する必要もあります。ネステナー(ネスティングボックス)を段積みしている場合、各々を固定する道具を使うことで、地震の揺れに対策でき安全性を高められます。

ワコーパレットの耐震商品を紹介

地震対策グッズ「ネスオプション」

ワコーパレットでは、地震対策グッズとして「ネスオプション」を提供しています。ネスオプションは、パレットの滑りや商品の落下を抑えるための耐震アイテムです。正ネス・逆ネスともに活用頂け、ネステナーとと組み合わせることで便利に使えるパーツを揃えています。

商品名商品画像特徴
ネスグリップ(パレットすべり止め)大きな摩擦抵抗を生むストライプ形状の突起であり、ネステナーの上のパレットの滑りを防ぐ。
ネスキャッチアングル(正ネス用)正ネスのレール部の上下を連結し、衝撃や地震による落下事故を防ぐ。
ネスキャッチフリー(正・逆ネス用)正ネス・逆ネスのパイプフレームの上下を連結して、衝撃や地震による落下事故を防ぐ。
ネスベルト(連結ベルト)ネステナーの柱と柱を連結して、衝撃や地震による落下事故を防ぐ。
パワーム(歪み防止)積荷の荷重を利用した耐震パーツ。ネスティングボックスの歪みも防ぐ。
ネスロッククロス(2段仕切り)ネステナーの保管スペースを有効活用できる2段仕切り金具。
ネスロックダブル(2段仕切り)ネステナーの柱同士を連結する2段仕切り金具。
ネスデッキ(正・逆ネス用)ネスネステナーの上に置くだけでプラスチックパレットのたわみを解消できる。

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3軸起震装置のご紹介

ワコーパレットでは、過去の地震の揺れを正確に再現する3軸起震装置(地震時の波状を再現させ、搭載させた供試品の揺れに対する影響を検査する試験装置)を当社センターに導入しております。当社の耐震商品は3軸起震装置を活用した検証を行っており、安全を第一に考えた製品づくりを行っています。

ネスグリップ(パレットすべり止め)耐震実験

ネスグリップ(パレットすべり止め)の耐震実験です。兵庫県南部地震(阪神大震災)を再現しています。(兵庫オリーブファクトリー 3軸起震装置にて)

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まとめ

日本において地震対策は欠かせないものとなっています。とくに、さまざまな物を取り扱う物流の現場では地震被害を受けやすいことから対策は必須です。近年も各地で大きな地震が記録されているため、どのようなリスクがあるかしっかりと分析したうえで対策を講じましょう。

耐震商品の商品詳細

ネスオプション

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ネスグリップ WNG-B

製品仕様
外寸法(mm) 間口(W)×奥行(D)×高さ(H) 150×64×57
仕様① 材質:合成ゴム
仕様② □50×50角パイプ用
備考
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ネスロックフリー
ネスロックフリー
保管機器 / ラック
2ページ[ 2.0MB ]
ネスグリップ
ネスグリップ
保管機器 / ラック
2ページ[ 0.7MB ]
ネスロッククロス・ダブル
ネスロッククロス・ダブル
保管機器 / ラック
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